浮世絵漫歩 24 浮世絵関連事項年表

浮世絵関連事項年表
 
浮世絵の時代背景については、あまり細かいことまでは頭に置かないで、およその時
 代の流れを知れば十分です。
 
 1617(元和3) 葺屋町に官許の遊里、元吉原誕生。
 1652(承応元) 若衆歌舞伎禁止。
 1657(貞享4) 明暦の大火。
        吉原が浅草日本堤へ移転し、新吉原誕生。
 1672(寛文12) 菱川師宣画『武家百人一首』刊行。浮世絵師の署名の初出。
 1681(天和元) 俳書『それぞれ草』に「浮世絵」の語出る。
 1716(享保元) 享保の改革始まる。
        この頃から、紅絵、漆絵出現。
 1722(享保7) 好色本、徳川家康、将軍家に関わること、時事についての出版禁止
        令。
 1745(延享2) この頃より紅摺絵行われる。
 1756(宝暦6) 彩色摺の絵俳書『わかな』刊行。
 1765(明和2) 絵暦交換会流行。鈴木春信ら木版多色摺版画を創始。
 1772(安永元) 田沼意次、老中となる。
 1783(天明3) 司馬江漢腐蝕銅版画制作に成功。
 1787(天明7) 寛政の改革始まる。
 1790(寛政2) 検閲制度開始、改印が使用される。
 1791(寛政3) 喜多川歌麿、美人大首絵を刊行。
 1794(寛政6) 東洲斎写楽、役者大首絵を刊行。
 1802(享和2) 十返舎一九作『東海道中膝栗毛』刊行。
 1814(文化11) 葛飾北斎北斎漫画』刊行始まる。
 1829(文政12) ベロ藍使用の藍摺絵流行。
 1831(天保2) 葛飾北斎富嶽三十六景』この頃刊行。
 1833(天保4) 歌川広重東海道五十三次』(保永堂版)刊行が始まり、翌年正月に完
        結。
 1841(天保12) 天保の改革始まる。